江戸川八十八ヶ所/28

こちらは札所は現存しないようで、統廃合の末こういう形で残ったのかもしれませんので大事にしていきたいところです。

「富士見町ふるさと会館」の脇に鎮座しています。撮影した4/28(2021)時点では会館が建て壊されていましたが、現在(2022/12)は会館も綺麗になっていました。お堂もそのまま残っています。

所在地:千葉県柏市豊四季124−7
緯度,経度(10進数)[N,E]: 35.867755,139.934615

よく見ると『第二十九番札所』と書いてあります。以前から二十九番として認識されていたようですが、どうも記載されている下総観音霊場でも下総四郡八十八所霊場の「下総」ではなさそうです。

参考:日本を巡礼するさん»江戸川八十八ヶ所
参考:「新四国相馬霊場八十八ヶ所を巡る会」Google の ホームページ»新四国江戸川霊場八十八ヶ所巡りより

江戸川霊場の歴史は古く、江戸時代の文政元年五月鰭ヶ崎東福寺となっており、当初は大師霊場二十一ヶ所で開創されました。
六年後の文政六年、下総国最大の四郡大師霊場(千葉、印西、相馬、葛飾の各郡)の分裂と同じ頃に、江戸川八十八ヶ所となっています。
江戸川霊場は、流山市鰭ヶ崎の東福寺が主導寺となり、松戸市、柏市、埼玉県三郷市にまたがって点在しています。
現状は、欠け札所や移転があり、廃寺跡地、無住寺社堂などが増えてしまい、御朱印を揃えることは出来ません。
私たちは、江戸川で栄えたのどかな風景を楽しみながら、民間が守ってきた霊場の姿にふれたいと思います。

参考:https://4travel.jp/travelogue/11679591